フェロモン部

「お前にはフェロモンが無い。」 と、言われたあの日。 フェロモンって何?! フェロモンを探すべく、一人ひっそり部活をつくりました。

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屏風は「ドーーーーン!!」という世界。

いつも見ていただき、ありがとうございます




今回も小林美術科学さんの
「賞道すすめ」に行ってきました。


デジタル復元師・小林泰三先生
(デジタル復元師の小林先生)


「賞道」は、
美術品をその当時の色彩・仕様に復元し、
それを積極的に鑑賞します。


積極的に鑑賞する、というのは、
昔と同じ状態で見て、
色んな角度から見たり触ったりしちゃって、

感じた事をじゃんじゃん言っちゃうよ!
深くたくさん味わっちゃうよ!

という、事なのです。


見る方も芸術家、
そのための気付きをたくさんくれるのが、「賞道」です。





秋季 賞道のすすめ 屏風


今回のテーマは「屏風」。
そして開催は9月でした


と、いうことで、思い出せないところは、
ざっくりショートカットしてます。(先生ごめんなさい)





この「屏風」の学びは、
ワタシにとってとても大きな気付きで、


もう、ワタシ、
美術館で見る『屏風の見え方』が、
全然かわりましたのよ
 おほほほほ


という位なのです。



その想いをどこまでかけるかなー。






今回の「賞道すすめ」は、

琳派の代表・俵屋宗達が描いた国宝、
「風神雷神図」
の屏風を楽しむ、

なのです。


楽しむ前の屏風の基礎知識をざっくりと。




①屏風の数え方

「隻(せき)」と数え、
その中の1枚を「曲(きょく)」という。

面の部分を「扇(せん)」と言い、
何番目の絵、というのは右から「1扇、2扇…」と数える。



この図は、「六曲一隻」となる。





これが対で成立する屏風になると、



「双(そう)」となり、

この図は、「六曲一双」となる。







②屏風の進化


屏風は、
「間仕切り」や「風をさえぎるもの」。

道具→鑑賞色強が強くなった背景。


ざっくりと図にしますと、
こんな感じ。

屏風の年表





これではわからないと思うので、
ダイジェストで説明してみます。




むかしむかし。



寝殿造りという、
フレキシブルな大型ワンルーム空間に住んでいたころ、


寝殿造り
(写真は美しの風 さんのブログよりお借りしました。)

屏風は、御簾と一緒に、
一室を区切って何通りにも使い分ける、

「間仕切り」や「風をさえぎるもの」として、
使われておりました。



その頃の屏風の絵は、
1枚ずつが独立し、

日曜美術館
(鳥毛立女屏風の復元イメージ・橿原日記さんの日曜美術館画像よりお借りしました。)

一つの方向でパタパタと折りたためる形になっていました。




そこに、革命がおきます。


紙蝶番(かみちょうばん)の登場です。

紙蝶番
(小林先生が作ってくれたサンプル)

この紙蝶番は、
なんと360度の可動域!!


和紙を互い違いに張ってある、というシンプルな作りなのに、
スゴイのです。







この紙蝶番の登場で、
屏風の面白さが急激に発展します。






1扇ずつに描かれていた絵が、
屏風全体で表現されるようになります。

厩図屏風
「厩図屏風」六曲一双のうちの左隻。
(画像は「e国宝 国立博物館所蔵 国宝・重要文化財」さんよりお借りしました。)


平面で見ていると気が付かないのですが、
これを屏風の形にしてみますと、

厩図屏風 屏風の形に変形
(1扇から4扇をクロースアップしてます)




なんと、
馬に動きが生まれるのです。

(上下を見比べてみてね)





2次元の絵が、
屏風という立体になった時にできる、

「奥行き」と「影」。



それは、
絵の中で、動きを生み出していたのです。









「屏風」になった面白さを、
絵師が取り込んでいって、
屏風の世界が急激に発展していきました。





こちらの「彦根屏風」、
平面で見ると、

彦根屏風 CREAより転載
(画像は「CREA WEB」さんよりお借りしました。)

こんな感じ。





立体的にすると、

彦根屏風 しが彦根新聞
(画像は「しが彦根新聞」さんよりお借りしました。)


向かい合う扇に描かれている人同士の目線が合ってたり、
子供が近づくお母さんとの距離感がわかるのです。

彦根屏風 しが彦根新聞 リサイズ追記



屏風の中の奥行きに、
距離感を表現する。。









そして、更に、

屏風は、屏風の中の奥行だけにとどまらず、

屏風全体を使った、


見る人をその空間にドーン!!



と連れ込む表現していることに、

小林先生は気が付いたのです。


ここから先は、
体感してみる「賞道」ゾーンに入ります。








つづく







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